モーツァルト ヴァイオリンソナタ集 K.10〜K.15 「ロンドンソナタ」






ウォルフガング=アマデウス=モーツァルト(1756〜1791)の作品は幼少期、青年期、ウィーン前期、ウィーン後期と大まかに4つの時代区分が可能で、この4区分にわたる作品を残した主なジャンルとしては次のものがあります。

このうちのヴァイオリンソナタは正確にはヴァイオリン伴奏付きクラヴィーアソナタで、番号付きのものが43曲あります

ここで取り上げるものは1766年にイギリスのシャーロット王妃に献呈した6曲の「ヴァイオリンまたはフルート伴奏付きのクラヴィーアソナタ(チェロは任意)」で「ロンドンソナタ」と呼ばれています。新全集ではピアノトリオに含まれているとのことですが、ピアノトリオというよりバロックのヴァイオリン(フルート)ソナタに近いように思います。

いずれもモーツァルト8歳の作品で「ソナタ」と銘打っているもののソナタ形式の楽章はありません。1764年当時、まだソナタ形式というものは音楽史のうえで確立されていなかったのでしょう。

入力にあたって、任意のチェロは付けていません。

  1. 変ロ長調(3つの楽章)1764年作曲 K.10
  2. ト長調(2つの楽章)1764年作曲 K.11
  3. イ長調(2つの楽章)1764年作曲 K.12
  4. ヘ長調(3つの楽章)1764年作曲 K.13
  5. ハ長調(3つの楽章)1764年作曲 K.14
  6. 変ロ長調(2つの楽章)1764年作曲 K.15

2016/07/25 入口に戻る
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