ロッラ ヴィオラ・コンチェルティーノ変ホ長調 BI546

アレッサンドロ=ロッラ(1757〜1841)はイタリアのヴァイオリンとヴィオラの奏者・作曲家・教育者で、パガニーニの師匠。L.インツァギとL.A.ピアンキ作成の作品目録ではヴァイオリン協奏曲が20曲以上、ヴィオラ協奏曲が15曲あるということですので、ヴィオラ奏者やヴィオラ好きには重要な作曲家と思うのですが、ウィキペディア日本語版にはその記載がありません。せめてもと思い、その「クラシック音楽の作曲家一覧」の「古典派音楽の作曲家一覧(生誕1730年 - 1820年頃)」の項に私が追加しておきました。どなたか情報を記載してください。

1757年といえばモーツァルト生誕の翌年、1841年といえばベルリオーズ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リストなどロマン派の作曲家が活躍していた頃で、84歳は当時としては長生きといっていいでしょう

ペトルッチ楽譜ライブラリー(IMSLP)には2021年7月現在でヴィオラ・コンチェルティーノが2曲、ヴィオラ協奏曲が12曲、ディヴェルティメントで、ヴィオラと弦楽四重奏のためのものが1曲、ヴィオラとオーケストラのものが2曲収録されています。

このコンチェルティーノBI546は楽器編制が独奏ヴィオラ、フルート、オーボエ、B管クラリネット、ファゴット、Es管ホルン、ES管トランペット各2、トロンボーン1、ティンパニー、弦5部ですのでベートーヴェンのの第5交響曲より後に書かれたことは間違いないでしょう。

midファイル musファイル
全曲 全曲
第1楽章「アレグロ・マエストーゾ」 第1楽章「アレグロ・マエストーゾ」
第2楽章「アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート」 第2楽章「アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート」
第3楽章「ポロネーズ アレグレット」 第3楽章「ポロネーズ アレグレット」

2021/07/31
入口に戻る
inserted by FC2 system