メユール 交響曲第1番ト短調






メチエール=ニコラ=メユール(1763〜1817)は18世紀から19世紀にかけて活躍したフランスの作曲家で、モーツァルトより7歳年下でベートーヴェンより7歳年上。2017年はメユールの没後200年。

オペラを多数作曲し、この交響曲第1番はベートーヴェンの第5交響曲と同じ1808年に作曲したもので、第2楽章から第4楽章にはベートーヴェンの「運命の動機」が出てきて驚きます。

第3楽章は明示していないものの4分の3拍子のスケルツォで、「アレグロ・モデラート」となっていますが、スケルツォ部分は4分音符での速度指定では遅すぎると判断し、1小節での速度指定と解釈しました。トリオは4分音符の速度指定にしてあります。ただし1小節分を4分音符分にしたのでは遅すぎるので3倍に伸ばしたわけではありません。このスケルツォ部分はベートーヴェンの第5交響曲第3楽章が第4楽章に入る前の部分のスケルツォと酷似しています。

この曲は全体的に、管と弦で同じ旋律を演奏していても、片方がスタカートのときに片方はスタカーティシモになっていたり、片方がレガートのとき片方は部分的なレガートだったりしています。

曲名 midファイル musファイル
全曲 mehul_sym1.mid mehul_sym1.mus
第1楽章アレグロ mehul_sym1_1.mid mehul_sym1_1.mus
第2楽章アンダンテ mehul_sym1_2.mid mehul_sym1_2.mus
第3楽章アレグロ・モデラート mehul_sym1_3.mid mehul_sym1_3.mus
第4楽章アレグロ・アジタート mehul_sym1_4.mid mehul_sym1_4.mus

2017/02/04(2017/02/25更新)

入口に戻る inserted by FC2 system