メンデルスゾーン ヴィオラ・ソナタ ハ短調






フェリックス=メンデルスゾーンは早熟な作曲家で、この曲を作曲した年までに12曲の弦楽のための交響曲やピアノ・コンチェルト、1951年にヴァイオリニストのメニューインが発見したヴァイオリン・コンチェルト ニ短調を作曲しており、翌年には第1交響曲、弦楽八重奏などを作曲しています。

この曲は1824年、15歳の時に作曲したものですが出版は1966年になってからとのことです。

曲は3楽章の構成で、すべてハ短調。第1楽章はアダージョの序奏を伴うアレグロのソナタ形式、第2楽章はメヌエットとトリオと書かれていますが、アレグロ・モルトの指定があるのでスケルツォといっていいでしょう。第3楽章はこの曲の中で最も長い、主題と8つの変奏曲になっています。

19世紀前半にあってはヴィオラ・ソナタの数は少なく、この曲は多くの人に聞いてほしい作品です。

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全曲 全曲
第1楽章 アダージョ〜アレグロ 第1楽章 アダージョ〜アレグロ
第2楽章 メヌエット アレグロ・モルト トリオ ピウ・レント 第2楽章 メヌエット アレグロ・モルト トリオ ピウ・レント
第3楽章 主題と変奏 第3楽章 主題と変奏

2014/02/21(2014/05/18更新)

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