モーツァルトは1784年、ヴィーンでフリーメーソンに加入します。
この曲は1785年、2人の会員の死を悼んで作曲したもので、日本では標記のように言われていますが、原題のMauerische Trauermusikを直訳すると「壁のような深い悲しみの音楽」とでもなるのでしょうか。
曲はハ短調2分の2拍子で、2本のオーボエ、1本のB管クラリネット、3本のF管バセットホルン、1本のコントラファゴットとEs管ホルン、C管のバスホルン各1本と弦楽五部という珍しい編成です。
バセットホルンは「ホルン」が付いていますが現在のバスクラリネットに近いもので、
解説では演奏時間が約8分になっているようです。
2分の2拍子であることを考えると今回の私のデータは極端に速いわけではないと思いますが、8分の半分にも満たない2分55秒になってしまいました。