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ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467

モーツァルトは1781年、雇い主であるザルツブルクの大司教ヒェロニムスと衝突、解雇されてしまい、ウィーンに移り住みます。

1782年から、生計のために自らピアノを弾く予約演奏会を開催、この時期に集中してピアノ協奏曲を作曲しています。

当時のヨーロッパの音楽家は宮廷のお抱え音楽師であるのが普通でしたので、自らの曲や演奏を予約演奏会という形で公衆(といっても、相手は貴族でしたが)の前で発表するのは、音楽史上でも画期的なことでした。

この曲はその時期のピアノ協奏曲の1つで、彼の短調作品の多くはケッヘル番号を前後してハ長調の好対照をなす曲を持つことが多く、前作、ニ短調 K.466と好対照の作品になっている点で、その例に漏れません。

ことに第2楽章アンダンテは、映画「短くも美しく燃え」で使われ、モーツァルトの曲の中でも人気のある作品の1つになっています。2群のヴァイオリンとヴィオラは弱音器を付けて演奏しますが、このデータで、はたしてその雰囲気が味わえますでしょうか?

midファイル musファイル
第1楽章アレグロ ハ長調 第1楽章アレグロ ハ長調
第2楽章アンダンテ ヘ長調 第2楽章アンダンテ ヘ長調
第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ ハ長調 第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ ハ長調

2006/03/29 入口に戻る
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