弦楽四重奏曲第13番ニ短調 K.173

モーツァルトの弦楽四重奏曲はヴィーンに移り住んでからの「ハイドン・セット」6曲がコンサートでもCDでも多く取り上げられ、あとはせいぜいニ長調 K.499と晩年の「プロシャ王セット」3曲が次いで取り上げられるくらいで、少年期の作品は聞く機会が少ないのが現状です。

交響曲と同じくモーツァルトは弦楽四重奏曲でも2曲の短調作品を残し、交響曲がどちらもト短調、弦楽四重奏曲がどちらもニ短調です。

この曲は1773年、17歳のモーツァルトのヴィーン旅行の折りに作曲した6曲の「ヴィーン四重奏曲」の最後の曲で、これ以降9年間弦楽四重奏曲は作曲していません。

この曲のフィナーレはフーガになっており、その点でも珍しいものといっていいでしょう。

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全曲 全曲
「アレグロ・マ・モルト・モデラート」 「アレグロ・マ・モルト・モデラート」
「アンダンティーノ・グラツィオーソ」 「アンダンティーノ・グラツィオーソ」
「メヌエットとトリオ」 「メヌエットとトリオ」
「アレグロ」 「アレグロ」

2008/05/02(2008/05/03更新) 入口に戻る
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