モーツァルトが十代に書き残した交響曲の傑作といえば、第25番ト短調 K.183と第29番イ長調 K.201の2つがあります。
この第16番は、そうした傑作とまではいきませんが、彼の初期の交響曲群を知る手がかりにしていただければと思います。
1772年5月、16歳のモーツァルトがザルツブルクで書いたものです。
なお、楽器編成は第1と第3楽章がオーボエ2本とC管ホルン2本、弦楽合奏。第2楽章が弦楽合奏となっています。ここでは当時の慣習に従って第1楽章と第3楽章のチェロ・パスにファゴットを重ねています。
第3楽章の冒頭以外、繰り返しは省略しました
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全曲 | 全曲 |
第1楽章アレグロ・マエストーゾ ハ長調 | 第1楽章アレグロ・マエストーゾ ハ長調 |
第2楽章アンダンテ・グラツィオーゾ ト長調 | 第2楽章アンダンテ・グラツィオーゾ ト長調 |
第3楽章アレグロ ハ長調 | 第3楽章アレグロ ハ長調 |