緑の柳の岸辺






イギリスの作曲家ジョージ=バターワース(1885〜1916)の1913年作曲のオーケストラ曲。

イギリスはルネサンス・バロック期にはダウランド、バード、パーセルなど名だたる作曲家を輩出し、とりわけヘンデル(英語読みではハンドル)は本国ではドイツ人というよりイギリス人作曲家とみなされているようです。

19世紀末から20世紀になるとエルガー、ホルスト、ブリテンなどの有名作曲家が出ていますが、バロック期を過ぎると有名な作曲家は出てこず、20世紀を待たなければならなかったのでした。

バターワースは父親の意向でオックスフォード大学で法律を学び、そこでヴォーン−ウィリアムズなどと知り合います。

第一次世界大戦に志願し、1916年にフランスで31歳になったばかりで戦死してしまいました。

2016年はバターワースの没後100年です。

このウェブサイトで戦死した作曲家を取り上げるのは初めてかもしれません。

「緑の柳の岸辺」はバターワースの比較的知られたオーケストラ曲で、クラリネットの単独の民謡風主題から始まります。

曲の終わり近くでヴァイオリン・ソロが登場するのですが、わかるでしょうか?

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2016/09/22 入口に戻る
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