グリーグの「ペール=ギュント」のための付随音楽の1曲です。
ペールの母オーゼが死にゆく場面で奏される音楽で、短いながら悲しみに満ちていて、葬送曲の名曲の1つと言っていいでしょう。
曲は弦楽五部を基本としていますが、クライマックスではバイオリン、ビオラがそれぞれ二部に、チェロが三部(コントラバスは分かれない)に分かれる弦楽十部になります。
ペール=ギュント第1組曲では「朝」に続く第2曲目に入っています。